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外来や往診で出来る嚥下機能評価

2009年6月19日 00:04

奥野

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現在週に半日、出雲市民リハビリテーション病院の木佐俊郎先生について、
リハビリの研修中です。

ちょうど今日胃瘻の学習会がありましたので、
それに関連して、外来で出来る簡単な嚥下機能評価についてご紹介します。


というのも、胃瘻を検討する段階では、
食事が摂れないという"摂食障害(能力障害)"が問題になるわけですが、
その能力障害の原因が、嚥下機能の低下なのか、
認知症進行による摂食行動の消失なのか、
高次脳機能障害による嚥下失行なのか、
食事の形態や嗜好の問題なのか、
原因はいろいろ考えられます。

中でも、胃瘻の適応となるのは、
嚥下機能の低下によるものが最も多いと思います。

そこで、簡単な嚥下機能の評価法を3つご紹介します。

1.咽頭反射

 咽の奥(口蓋垂;のどちんこ)のさらに奥の上咽頭部を綿棒で刺激し、
 嘔吐反射が出るかどうかをチェックします。
 反射が出れば正常⇒(+)と表現
 顔をしかめる程度であれば⇒(±)と表現
 反応が無ければ⇒(-)と表現します。

 咽頭反射が(-)の例では、経口摂取はかなり困難と予想されます。


2.反復唾液のみテスト(RSST)
 30秒のうちに何回唾液を飲み込めるかをチェックします。
 検者は時間を測りつつ、喉頭の動きを観察して嚥下回数を数えます。
 3回以上が正常です。

 唾液が出にくくて嚥下が進まない場合は、人工唾液(商品名:サリベート)などを、
 補助的に用いて嚥下回数を計測します。

 やはり2回以下ですと、通常食の摂食は困難と判断します。

3.水飲みテスト
 30mlの水を一気飲みするように指示します。

 プロフィール1 ⇒30mlを一気飲みできる
 プロフィール2 ⇒30mlを分割して飲める
 プロフィール3 ⇒一気のみでムセる
 プロフィール4 ⇒しばしばムセる
 プロフィール5 ⇒ムセがひどくて30ml飲めな

 飲水後、発生をしてもらい、
 湿性嗄声(がらがら声)があるかどうかも評価します。
 ムセはなくても、喉頭まで水が入り込んで、
 ムセの一歩手前と判断できます。

 プロフィール4くらいになると、とろみの使用が必要になってきます。


非常に簡単なテストですので、
訪問看護師さんなどに実施していただいても結構だと思います。
もちろん、咽頭反射が無い方に、水飲みテストをすると、
ちょっと危険かも知れないので、その辺は臨機応変に。


これで大体の食事形態の目安を立てることができます。
みなさま、是非おためしあれ!

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