2009年6月アーカイブ

09年度特定健康診査のご案内

2009年6月27日 10:21

事務長

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7月より特定健康診査を実施します。日頃の健康管理や生活習慣予防にお役立て下さい。

1、特定健康診査 → 出雲市国保加入者で40歳から74歳の方
              社会保険に家族として加入される方
2、若年齢層健康診査 → 出雲市国保加入者で20歳から39歳の方
3、後期高齢者健康診査 → 後期高齢者の被保険者の方
注、後期高齢者の方は受診に条件があります。実施の可否については受付までご相談下さい。

【期間】2009年7月1日(水)から9月30日(水)
・社会保険家族の方は今年度中が実施期間となります。

【受付時間】月曜日から土曜日の午前8時30分から午前11時30分
・当日は朝食抜きが望ましいです。
・夜間診療での健康診査は実施いたしません。
・8月13日(木)から8月15日(土)は休診といたします。

【持参品】特定健康診査受診券、保険証、質問表
・若年齢層、後期高齢者の方は特定健康診査受診券の配布はありません。

【料金】無料。但し、医師の判断により追加の検査が必要な場合があり、それに関しては自己負担となります。

【その他】
・特定健診以外の希望検査もご用意しています。費用など受付にてお尋ね下さい。
・9月は大変込み合いますので、お早目の受診をお勧めいたします。

笹まきづくりで昔を回想

2009年6月19日 10:40

事務長

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 6月15日(月)、大曲診療所で地域の患者様、通所リハビリの利用者様を招き、「笹まきづくり」を行ないました(院所利用委員会主催)。当日は午前中からボランティアさんにも集まっていただき、笹の処理を行いました。

ssa2.jpg

 参加者のみなさんは、最初「まき方を忘れたわー」と戸惑っておられましたが、2本目になると“昔取った杵柄”で、団子作りが間に合わないくらい、笹まきが出来上がっていきます。そのうち昔話に花が咲き「昔は家庭で何十本作っとったがー」、「子供の頃はあすこの山に笹とりへ行っとった」など、昔を回想しながらの手作業となりました。

sasa1.jpg

 奥野先生、高橋先生も「先生、そげじゃないわねー。こげやって巻くだわね」と、地域の方からご指導いただいておりました。

sasa3.jpg

 1時間ほどで200本の笹まきが完成しました。早速、茹でて試食会を行ないました。笹の爽やかな緑と香りが食欲をそそり、大変美味しくいただきました。今後も診療所恒例行事として取り組んでいきたいと思います。

sasa4.jpg

外来や往診で出来る嚥下機能評価

2009年6月19日 00:04

奥野

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現在週に半日、出雲市民リハビリテーション病院の木佐俊郎先生について、
リハビリの研修中です。

ちょうど今日胃瘻の学習会がありましたので、
それに関連して、外来で出来る簡単な嚥下機能評価についてご紹介します。


というのも、胃瘻を検討する段階では、
食事が摂れないという"摂食障害(能力障害)"が問題になるわけですが、
その能力障害の原因が、嚥下機能の低下なのか、
認知症進行による摂食行動の消失なのか、
高次脳機能障害による嚥下失行なのか、
食事の形態や嗜好の問題なのか、
原因はいろいろ考えられます。

中でも、胃瘻の適応となるのは、
嚥下機能の低下によるものが最も多いと思います。

そこで、簡単な嚥下機能の評価法を3つご紹介します。

1.咽頭反射

 咽の奥(口蓋垂;のどちんこ)のさらに奥の上咽頭部を綿棒で刺激し、
 嘔吐反射が出るかどうかをチェックします。
 反射が出れば正常⇒(+)と表現
 顔をしかめる程度であれば⇒(±)と表現
 反応が無ければ⇒(-)と表現します。

 咽頭反射が(-)の例では、経口摂取はかなり困難と予想されます。


2.反復唾液のみテスト(RSST)
 30秒のうちに何回唾液を飲み込めるかをチェックします。
 検者は時間を測りつつ、喉頭の動きを観察して嚥下回数を数えます。
 3回以上が正常です。

 唾液が出にくくて嚥下が進まない場合は、人工唾液(商品名:サリベート)などを、
 補助的に用いて嚥下回数を計測します。

 やはり2回以下ですと、通常食の摂食は困難と判断します。

3.水飲みテスト
 30mlの水を一気飲みするように指示します。

 プロフィール1 ⇒30mlを一気飲みできる
 プロフィール2 ⇒30mlを分割して飲める
 プロフィール3 ⇒一気のみでムセる
 プロフィール4 ⇒しばしばムセる
 プロフィール5 ⇒ムセがひどくて30ml飲めな

 飲水後、発生をしてもらい、
 湿性嗄声(がらがら声)があるかどうかも評価します。
 ムセはなくても、喉頭まで水が入り込んで、
 ムセの一歩手前と判断できます。

 プロフィール4くらいになると、とろみの使用が必要になってきます。


非常に簡単なテストですので、
訪問看護師さんなどに実施していただいても結構だと思います。
もちろん、咽頭反射が無い方に、水飲みテストをすると、
ちょっと危険かも知れないので、その辺は臨機応変に。


これで大体の食事形態の目安を立てることができます。
みなさま、是非おためしあれ!

胃瘻学習会(NPO法人いずも在宅支援ネットワーク)に参加してきました

2009年6月18日 23:56

奥野

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6月18日19:00-20:30 胃瘻学習会に参加してきました。
講師は在宅診療所いずもの宮本寛先生です。

大曲同様、出雲地域で在宅に一生懸命取り組んでおられる、
地域の在宅医療の若きエースです。

私も一度食事を同席させていただいたことがあります。
とてもユーモアがあり、かつ誠実な先生です。


学習会の内容は、
一般的な胃瘻に関する知識、胃瘻の各種トラブルと対処法、
胃瘻の予後に与える影響、
胃瘻の介護者に与える影響、
等について非常にわかりやすくお話しいただきました。

IMG_1656.jpg最後に、胃瘻をつくる前のしっかりしたインフォームドコンセントと、
つくった後のケアこそ重要、
という先生のメッセージは非常に共感できる内容でした。

私が斐川生協病院で働いていた時に、
大変お世話になった看護師さんとも再会できましたし、
今大変苦労を抱えている患者さんの訪問看護事業所の所長さんとも、
ざっくばらんな話ができましたし、大変満足の学習会となりました。


小児科研修の目標

2009年6月18日 02:01

奥野

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先日"わたなべこどもレディースクリニック"に見学に行った際に、
渡辺先生にお渡しした私の小児科研修の目標をご紹介します。

ビジョン、ゴールと、当日の目標をビジュアルで表現してみました。

090612_わたなべこどもレディースクリニック見学.gif

所長アナログvol.008発刊

2009年6月16日 01:32

奥野

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ちょっと遅れましたが、所長アナログvol.008を発刊しました。

今回は奈義ファミリークリニック見学後編と、
それを受けての診療所のあらたな活動の紹介、

そして、現在私が取り組んでいる整形外科研修、
リハビリ研修、小児科研修の様子などを報告しています。

診療所内にもご自由にお持ち帰りいただけるよう、
所長発行物の展示コーナーを設けました。

090613_所長アナログvol008.gif

わたなべこどもレディースクリニックを見学してきました!

2009年6月13日 16:37

奥野

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大曲診療所でも小児の診療・健診・予防接種に取り組みたいと思っています。

そんなわけで、6月12日(金)の夕方に、武志町の
"わたなべこどもレディースクリニック" に見学に行ってきました。

理事長の渡辺浩先生は、
先日診療所を訪れてくださった徳州会病院の檜垣先生と同級生とのことで、
檜垣先生のお力添えで見学が実現しました。

クリニックは入った瞬間から職員さんが笑顔で対応してくださったり、
私が待っている間もとても丁寧に対応してくださり、
職員のモチベーションや職場の雰囲気の良さを感じました。


外来の見学では、
感冒、溶連菌性咽頭炎(へんとう腺)、中耳炎、伝染性膿痂疹(とびひ)、
突発性発疹、喘息、予防注射の相談、包皮炎などなど、
多彩な病気をもった子供さんを見ることができましたし、
とても丁寧で爽やかな渡辺先生の診療にもとても好感を持ちました。

また、非常によく勉強されていて、
その知識の深さに感心しましたし、
医療費負担や保育園での服薬や休園に対する配慮など、
実践的で、非常に得るものが多い見学となりました。

■わたなべこどもレディースクリニック
 http://www.myclinic.ne.jp/watana/pc/index.html


早く大曲でも小児科を標榜して、
どんどん小児を診ていきたい!という気持ちがいっそう強まりました。


渡辺先生のご好意で、
今後も1-2ヶ月に1回程度、見学にお邪魔させていただけることとなりました。

渡辺先生、本当にありがとうございました!

クシュボール

2009年6月10日 12:28

事務長

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 みなさん、クシュボールってご存知ですか?
 ファシリテーションの研修会で出会ったのですが、これが結構すぐれものなんです。

kushu.jpg
 クッシュボールとは、アメリカの玩具メーカーが子供向け玩具として製造していたボールのことで、正式名はコスミッククッシュボール(Kosmic Koosh Ball)と言います。日本では企業や団体、グループを活性化させるためのエクササイズ、アイスブレークに使用されるツールとして人気があります。

 先日、あるワークショップの導入部分に使用しました。「このワークショップに参加した動機は?」というテーマでそれぞれ話をしてもらい、終わったら次に指名したい人に投げ渡すのです。参加者はこのボールを無意識に撫でたり、握ったり、触ったりすることで、話すことへの緊張が少なくなると言われています。

 診療所で3個、購入をしました。色は6種類あるようですが、通販の購入時では色を選ぶことはできないそうです。
みなさんの職場でも、おひとついかがですか?

医師の交渉力

2009年6月 7日 00:42

奥野

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先日実習に来てくれた学生さんが、
私たち医師の交渉力に着目し、
「自分も交渉力を身につけたい」と言っててくれました。


医師にとって、交渉は日常的です。


患者さんの希望や想いと医師の意見が違う場合、
看護師さんに何かをお願いするとき、
ケアマネージャーさんとのやりとりや患者さんの御家族様とのやりとり、
病院に救急対応や入院をお願いするとき、
などなど、交渉が発生する場面は多々あります。

所長となると、
この上に法人内部の各部署との交渉、
法人外部の人たちとの交渉など、
さらに交渉の場面は多くなります。


私が心掛けている交渉の原則は"Win-Win"です。
つまり、どちらかが得をしてどちらかが損をする(Win-LoseやLose-Win)
のではなく、互いに利益が得られる一致点を見つけることです。


Win-Winに至るために、私が意識しているのは、
以前ご紹介した"LEARNのアプローチ"です。

Listen(聴く)
Explain(説明する)
Acknowledge(相互の違いを認める)、
Recommend(提案する)
Negotiate(交渉する)

の頭文字をとって"LEARNのアプローチ"です。


私は中でも、ListenとAcknowledgeがポイントだと思っています。
相手の言葉や様子に注意を払い、相手が何を求めているのか、
何が言いたいのかを極力正確につかみ取ることが、
その後の交渉を進めていく上で何より重要だと考えています。

そして、自分とは違った考え方や価値観もあるのだと、
相手のことを認めてあげること、
すなわちAcknowledgeがあってこそ、
Win-Winになれる道を互いに探っていけるのだと思います。


補足をしますと、
交渉に至るステップは、必ずしもLEARNの順番でなくてもいいということです。
最初はこちらの意図をExplainするところから始まることもあります。
しかし、その後に必ず相手の言葉に耳を傾け、
相手の考えや価値観、互いの違いを認めるステップを踏みます。

「なるほど○○さんは、こういう風にお考えなのですね」
「そのお気持ちは私も理解しました」
と、相手を受け入れ、認めたことを言葉で示します。


交渉がうまくいったと感じるときは、
大体このListenとAcknowledgeがうまくいったときです。

逆にこちらの考えや意見を一方的にExplainしたときは、
しこりを残すことが多いです。
医師であるがゆえに強権的になってしまうこともあり、
反省することもあります。


完璧をもとめる必要はないと思いますが、
出来るだけWin-Winな関係を築けるように、
今後も意識的に交渉に取り組んでいきたいと思います。

まこと先生(しぇんしぇ)の診察室 第一話 いきどわし(えきどわし)

2009年6月 2日 16:07

奥野

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先生「松さん。診察室へお入りください」
松 「先生。どうも・・・」
先生「松さん。きょうは どげ さいましたかね」
松 「こないだ 山ね 笹取りにいったども 途中で えらい いきどわし な
ったもんだけん、先生、診てやって ごしなはい。

matsu.JPG

先生「どこどこ シャチ 上げて ごしなはい」
聴診器をあてて・・・・・・
先生「ほんな、心電図を撮ってみましょかね」

(解説)
【いきどわし(えきどわし)】は出雲弁で「息苦しい」
という意味です。
広辞苑(岩波書店)には【いきだわし(息急し)】として載っており、鎌倉時代
に使われていたそうです。出雲弁にはこうした古い言葉がたくさん残っています。


作:奥野栄
  出雲弁の泉
  出版著書:「楽しい出雲弁 爺と婆の世間話」 山陰中新報社


岡山大学の学生さんが1週間実習に来られました! Part3(最終回)

2009年6月 1日 11:20

奥野

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更新が遅くなってもうしわけありません。
岡山大学の学生さんの実習レポートPart3(最終回です)。

5/15(金)は午前中は大曲診療所でクリニカルクラークシップです。
2人の患者様を診察してもらうことができました。
診療時間が終わってから、二人で一緒に振り返りをしました。

「どうやったら患者さんはもっと満足して帰ってくれただろう?」
という私の問いかけは、学生さんにとっては新鮮な視点だったようです。

お昼は出雲市民病院に移動して、
研修医とのランチョンカンファレンスに参加。

国試勉強最中なので、鑑別疾患など、
研修医と一緒に考えてもらいました。

午後は、私たち若手医師皆がロールモデルとしている小松先生と是非話してみたい、
という学生さんの希望で、小松先生との懇談を行いました。

そして、最後は1週間のまとめのふり返りです。

医学生担当の園山さんが、
いま出雲で話題の白いもちもちたいやきを手みやげに持ってきてくれました。

taiyaki.jpg

この日の成長エントリーをご紹介します。

【学んだこと・気づいたことベスト3】
1.診療所の外来で、2件自分が医療面接・身体診察を行った。
  その後のふり返りで、よかった点、わるかった点を横についていた先生と、
  一緒に考えることで今後につながる気づきがあった。

2.小松先生との面談で、出雲市民病院での研修についての話をきいた。
  研修医たちが研修をより魅力的なものにするために、
  考えてきた歴史があることがわかった。

3.交渉力やコミュニケーション力は意識していかないと身につかないことがわかった。

【ここで得たことを、どう現実に活かしますか?】
・来週の奈義ファミリークリニックで、先生方の交渉力をみる
・外来ふり返りに参加する
・館山のファミリークリニックに7月に実習に行く

【今後の課題は何ですか?どのように身につけますか?】
・話し相手を満足させられるような会話術を身につける。
・ビジネス関係の本を読む。
・部下の教育に悩んでいる僕の父とコーチングについて考える。


そして、最後に恒例の漢字一文字で締めくくってもらいました。

この日の漢字は

「交」

majiwaru.jpg

交渉力を身につけたいということと、
出会いがたくさんあって交流ができた、
という今の心情を表現してくれました。

5日間という長丁場で、積極的に実習に参加してくれた佐藤さん、
お疲れ様でした。

受け入れる側の我々の方が、元気をもらったような気がします。
またいつでもいらしてくださいね!