ハードルが高い (Text by 藤原和茂)
普通、自分が診てない患者さんに薬は処方しない。
本人は来られず夫人だけが来院された。
数日前に初診(ウチの診療所での初めての診療って事)で来られ、風邪の診断で内服処方を受けられた方だ。
まだ少し症状が残っているようなので薬を追加してほしい、というご希望。
でも私この患者さんに会ったことない。
来てるのは夫人だけだし、初診だった前回は別の先生が診てる。
会ったこともない患者さんの急性の疾患、
今の症状や経過も良くわからず診察も出来ない、これでは薬を出せるワケがない。
だけど、話を聞いてみるとなかなか大変そうなのだ。
足の悪い本人と車の運転が出来ない夫人の老夫婦二人暮らしで介護は現在ノーサービス。
診療所に来るだけでもかなり大変そうなのだ。
何とかしてあげたいけど、どうしたものか。
ともかく、タクシー使ってでも来院してもらうか往診するか看護師さんと相談していただく。
ちなみに往診よりタクシーの方が多分安い。
でも高い往診としんどいタクシー、いずれも受診へのハードルは高くなるよね。
Text by藤原(出雲市民病院初期研修医)












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