記事詳細

おみとり (Text By 藤原)

2008年1月22日 20:06

奥野

個別ページ

コメント(0)

先日、在宅で担当していた患者さんが亡くなられた。

この方、明治からほぼ100年間生きてこられて最後をご自宅で過ごしておられた。


当日ご家族から状態が良くないという連絡があり、休日だけど駆けつけてくれた所長と一緒にお伺いして、お看取りをさせていただいた。
近しいご家族に囲まれて静かな最後だったと思う。

私が医者になってから、今回が2人目のお看取りになる。
担当していた患者さんが亡くなられると言う現実にいっぱいいっぱいで、ほとんど何も出来なかった。

ご家族のこれまでの介護をいたわり、お悔やみを述べる所長の言葉などを聞きながら、頭を下げてるだけだった。

お看取りをさせてもらった患者さんの半分が在宅って言う研修医はきっとそんなにいない。

研修って、医学の勉強ももちろん重要だけど、人が生きていったり亡くなられたりすることをどう手伝うか、そういう現場を学ぶってことが実は大切。そう思う。


 

Text by藤原(出雲市民病院初期研修医)

コメントする